駅前から温泉へ、1泊2日のプチトリップ/前編

島田駅前でレンタカーを借りて、出発！

川根温泉エリアまでは、島田駅前から車で約30分。
道中、立ち寄りたい絶景スポットやグルメスポットなどがあるので、スムーズに回るなら、レンタカーを借りるのがオススメです。

足の下を通過するSL、川根のマチュピチュ。
ここにしかない風景との出逢いを。

全長220mで、高さ13mの「塩郷の吊橋」。大井川に架かる一番長い吊橋であることもさることながら、橋の下を道路や大井川鐵道が通っていて、電車やSL、車が通過していく点も珍しい特徴です。

特にSLが通過する時間帯には、写真愛好家や鉄道ファンが写真撮影のために集まります。
実際に渡ってみると、自分の足の下を車や電車が通過していくのはなかなか見られない光景で、ちょっと不思議な感覚になりますよ。

吊橋を渡り切った先に広がる久野脇地区は、「縁結びの村」として地元住民が中心となり、地域活性に取り組んでいる場所。縁結び・子宝・安産などのパワースポットが点在しています。

それに加えてビュースポットも豊富。中でも”川根のマチュピチュ”とうたわれることもあるのが「ぬた平」です。茶畑の中の上り坂を進み、後ろを振り返ると、空が開け、山間に茶畑が整然と広がる気持ちの良い風景が現れます。新茶の時期に萌木色に染まる光景もまた格別です。まさに自然が生み出す素朴な美しさに出逢えますよ。

一度は食べたい、川根本町の家庭料理「大根そば」

川根本町の名物グルメである「大根そば」。元々は、地元の家庭料理でしたが、今や観光客にも親しまれている逸品です。
醤油ベースのつゆで、地元で採れた大根やしいたけ、さらに鶏肉などたっぷりの具材を、よく煮込むことで味がしっかり染み込んでいます。ネギ、すりごま、海苔などの薬味と一緒に、蕎麦と絡めていただけば、食べ応え十分。身も心もホッとする美味しさを堪能できるでしょう。
そのままを味わった後は、川根本町の特産品である柚子を使った「ゆず粉」をかけて”味変”を楽しむのが、地元のお母さんたちオススメの食べ方です。

伝統的には、大晦日～正月にかけて各家庭でそばを打つところから仕込む冬の料理だったそうですが、ここ三ツ星村では季節問わずいただくことができます。川根本町を訪れたなら、ぜひ味わってみてください。
そのほか三ツ星村では、在来芋を100％使用したコンニャク料理（おでん、さしみコンニャク）も自信作です。

川根温泉の温泉水を使って自分だけの塩づくり。

大井川を眺められる高台で塩作りが楽しめます。作り方は気さくな「おやじ」平口さんと堀田さんが優しく教えてくれるので初心者でも安心です。
まず源泉から直接汲んできた川根温泉水を大きな鍋に入れ、薪を焚き温めます。ゆっくりとかき混ぜながら煮詰めると次第に白い塩の結晶が！水分を飛ばしサラサラになるまでかき混ぜたら手作りの塩の出来上がりです。
ミネラル豊富な川根温泉水で作る塩は口どけが良く、まろやかな味わい。お米や野菜との相性も抜群で、料理に使えば素材本来の美味しさを引き立ててくれます。体験後は自分で作った塩を持ち帰ることができます。

体験人数は最小２人から最大２０人。ワイワイ楽しめるので、家族や友達、カップルで来る方も多いのだとか。川根温泉に来た際は、温泉に入ってのんびりするのはもちろん、ここでしかできない特別な時間を体験してみて。

温泉・食事・眺めの良い客室。
楽しみが三拍子揃ったホテル。

大浴場には２つのお風呂。内湯は源泉かけ流し。とろっとした肌触りが特徴の川根温泉に浸かれます。露天風呂はシュワシュワとした人工炭酸泉。ホテルのすぐそばを通るSLの汽笛も聞こえます。
お風呂から上がったら畳のスペースでほっとひと息。ここからもSLをはじめ、大井川鐵道が見られます。マッサージチェアや自由に食べられるアイスキャンディ、しかもどちらも無料という太っ腹のサービスもありがたく利用しましょう。

食事は朝・昼・夜全てバイキング。調理する様子や香り、音が楽しめるライブキッチンや、好きなネタを好きなだけ自分で盛り付けることができる海鮮丼コーナーなど、味はもちろん”体験”にも魅了されます。ほかに、離乳食コーナー（常設）やお子様コーナー（週末限定）もあり、0歳から年配の方まで、満腹・満足をお約束します。
※ご宿泊のお客様の人数によって、朝食バイキングが松花堂弁当となる場合がございます。なお、松花堂弁当は、ご好評頂いております朝食バイキング同様に、お客様にご満足頂ける内容となっております。

客室は、源泉かけ流しの檜風呂が付いた和室（限定8室）をはじめ、川に面したクイーンルーム、山側に位置するツインルーム（ソファベッド設置可能）をご用意。それぞれ異なる景色や過ごし方を楽しめるようになっています。
大浴場の日帰り入浴、ランチ、席が空いていればディナーも、宿泊客以外でも利用可能。